ニキビと医療脱毛の関係

顔に産毛状のムダ毛が生えていると、毛穴が広がってしまいます。

そのため、毛穴の出口の近くにある皮脂腺から皮脂が必要以上に分泌されると、細菌や、ほこりと混ざってできた老廃物が酸化して毛穴に詰まり、ニキビができてしまいます。

医療脱毛の施術を受けて、顔に生えている産毛状のムダ毛が目立たなくなると毛穴が引き締まり、毛穴に老廃物が詰まりにくくなりニキビを防ぐ効果を得ることが期待できます。
しかし、その一方で顔に医療脱毛の施術を受けるとニキビが増えてしまったと感じる人も少なくありません。

これは、顔に医療脱毛の施術を受けると、医療レーザーをお肌に照射することによって、毛穴の中にムダ毛の燃えカスが詰まって、毛嚢炎というニキビに似ている症状を引き起こしてしまうことがあります。
毛嚢炎は症状が悪化すると痛みを感じ、化膿することがあるため、ニキビの症状が悪化したと勘違いをする方も少なくありません。

医療脱毛の施術を提供しているのは、美容外科クリニックなどの医療機関なので、毛嚢炎などのお肌のトラブルが発生したときには治療薬を処方してもらうことができるので、長い目で見ると医療脱毛の施術を受けることはニキビを予防することに繋げることができます。

皮膚科での毛嚢炎の治療効果

クリニックでのニキビの治療とレーザー脱毛

皮膚科のクリニックなどの医療機関では、ニキビや、毛嚢炎の治療を行うときには基本的に内服薬や、外用薬を処方して、自宅で治療を行い、症状が改善されない場合は、ケミカルピーリングや、光療法などの施術を組み合わせて行うのが一般的です。

その一環として医療レーザー脱毛の施術を施すことがあります。これは、医療レーザー脱毛の施術を受けることによる、毛穴の引き締め効果を期待したものです。

医療レーザー脱毛で取り扱っている医療レーザーの中にはアレキサンドライトレーザーという種類のものがあります。
アレキサンドライトレーザーをお肌に照射すると、ムダ毛に含まれているメラニン色素に対して反応して、ムダ毛を生み出す毛乳頭に熱エネルギーによるダメージを与えることができます。

日本人のムダ毛が薄く、ムダ毛の色が濃い体質に合っているため、顔に生えている産毛状のムダ毛に対しても高い効果を得ることが期待できます。

アレキサンドライトレーザーは、ニキビ跡や、シミなどの症状を治療するのにも利用している種類の医療レーザーなため、敏感肌の方でも受けられます。

高熱が発生しますが、照射するのと同時にお肌に冷却ガスをあてて熱を吸収します。