ほくろのある部分に医療レーザーは当てられる!?

レーザー脱毛は、ムダ毛のメラニン色素に医療レーザーを吸収させて、そこで高熱を発生させて、ムダ毛を生み出す毛母細胞にダメージを与えるという方法で行われます。

そのため、皮膚の表面にメラニン色素が生成されているほくろにも医療レーザーが吸収されてしまい火傷を負ってしまう可能性があるため、ほくろのある部分に医療レーザーを照射することができません。
医療機関では、レーザー脱毛の他に電気ニードル脱毛の施術を提供している場合があります。

電気ニードル脱毛はムダ毛が生えてくる毛穴に直接針を差し込んで毛母細胞に、その針を通じて電気によるダメージを与えるので、その毛穴がある皮膚の部分にほくろがあってもムダ毛の毛母細胞にダメージを与えることができます。

ただし、医療機関の中でも電気ニードル脱毛を施すことができるところは、ほんの一部分で、一般的には、医療脱毛といえばレーザー脱毛のことを指します。

そういった意味では、医療脱毛であろうが、レーザー脱毛であろうが、電気ニードル脱毛の施術を施せない限りは、ほくろの部分に生えているムダ毛は脱毛できないことになるので、注意をする必要があります。

また、細かいほくろであれば、そのまま医療レーザーを照射できる場合もあります。

ほくろに医療レーザー

シミに影響がないのは脱毛はどっち?

大きくて濃い、ほくろのように、メラニン色素が多く集まっている場合は医療レーザーを照射すると火傷の恐れがあり危険ですが、細かいほくろや、シミのように薄くメラニン色素が生成されている状態の皮膚にアレクサンドライトレーザーという種類の医療レーザーを照射すると、こまかいほくろやシミが薄くなるという美容効果を得られることがあります。

これは、アレクサンドライトレーザーという種類の医療レーザーは、かつては良性の皮膚の疾患を治療する目的で開発された経緯があるためです。

ですので、レーザー脱毛にも、クリニックの脱毛でも、アレクサンドライトレーザーを取り扱った施術であれば、シミに影響がないどころか、シミを治療する効果を得られることも期待できるということになります。

また、レーザー脱毛や、クリニックの脱毛の中には、アレクサンドライトレーザーとは異なるダイオードレーザーや、YAGレーザーという種類の医療レーザーを使った場合は、シミを治療する効果はありませんが、影響を受けることも、ほとんどありません。

また、クリニックの脱毛の中でも、電気ニードル脱毛の施術については、医療レーザーを照射する方法ではなく、毛穴に針を差し込むという方法で行われるので、シミの濃さに影響されずに施すことができることになります。